
20th Annual UCLA JAZZREGGAE Festival レポート!
Bushman! Assassin! Macka Diamond! Tami Chynn! Buju Banton!!!
20th Annual UCLA JAZZREGGAE Festival
Memorial Day Weekend
May 28th-29th 2006
【アーティスト Lineup】
Buju Banton , Bushman , Assassin , Macka Diamond
Tami Chynn , Panic and the Rebel Emergency , Irie Love
アメリカ・ウエストコーストを代表するビッグレゲエフェスティバルの一つ、“UCLA Jazz Reggae Festival”が今年もLos Angelesで開催された。このフェスティバルは、UCLAの学生達がオーガナイザーを勤める、JAZZとREGGAEの音楽祭典で、今年20周年と歴史のある野外フェスティバル。毎年Memorial Day weekendに行われ、今年は5月29日がReggae Dayとして、世界中からビッグなレゲエアーティストが参加した。毎年2日間で3万人以上の観客を動員すると言われており、特に今年はReggae Day過去最多となる人数を集客した。これぞカリフォルニアという燦々と照りつく日差しの下、レゲエの持っているパワーと素晴らしさを改めて感じられた1日となった。
Tami Chynn
Sean Paulの“all on me”のfeatアーティストとしても名前が知られる彼女は、コーカサス・中国・チェロキー・アフリカ系アメリカ人の多様混血。そして、彼女の母親はジャマイカで初めての有名女性トランペット奏者という筋金入りの音楽家族で育った、今年期待の女性レゲエシンガー。ルックスから想像出来ないパワフルな歌声で場内を驚かせた。先行リリースシングルの“Hyperventilating”から始まり“LOOKY LOOKY”とノリの良い曲を披露。彼女の美貌と若々しさに、場内の男性は釘付けになっていた。
Macka Diamond
「MONEY-O!!」これぞジャメイカン女性DJ、Macka嬢。今年18年目と、長いキャリアがあるにも関らず、選りすぐりの彼女のシングルの中から、1stアルバム「MONEY-O」をリリース。「USでも、こんなに彼女の人気があったなんて!」と、ビックリ。半分演劇チックなパフォーマンスは、年期の入ったヴェテランDJだという証! かなり素晴らしかった。もちろん、大人気は“Lexxus&Benz”。また、自らダンス“Dutty Wine”を見せつけるなど、スラックネスリリックで大いに場内を沸かせた。
Bushman
ジャマイカProspectビーチの小さい田舎教区出身、生まれながらにラスタの彼。活動は10代の頃始めたサウンドのセレクターだった。そんな長いキャリアを持つ激渋ラスタシンガー“BUSHMAN”の歌声が響き渡った。メッセージ性の強い彼の曲に酔いしれる観客は、大盛り上がり。彼のコンシャスな歌詞に共感を持てる観客がいるという事に、ここLAでもラスタミュージックの人気を再確認できた。10月のニューアルバムリリースを機に、来日もそんなに遠い話ではなさそうだ。
Assassin
ここ数年で、数々のビッグイヴェントに参加してきたキャリアを持つ若手DJ。ルード・ボーイと当てはめるのがピッタリの彼は、1stアルバム「infiltration」から“Idiot Ting”と次々アゲアゲTUNEを連発、巧みなDJフロウは場内を楽しませた。なんと言っても、ギャルからの支持はかなり多かった。まだ幼さが残って落ち着きのない態度が何とも女心を擽る感じであった。同行していたマネジャー(彼の兄)共にジャパンフリーク。勢いに乗って、これからのダンスホールシーンにおいて期待の星である!
BUJU BANTON
この日のフィナーレを飾ったのは、やはり説明不要のビッグアーティストのBUJU BANTONであった。UCLAのフェスは3回目だという。ステージに立った途端に大歓声が響き渡り、一気にだだっ広い会場の前方に半端ない人の数が押し寄せた。「彼の為に今日は来たのだ」という人は多かった。老若男女問わず人気があるのは彼だけであった。前日にマイアミでのフェスをこなしてからLAに来たとは思えないほど、パワフルな歌声、長いステージを端から端まで走るパフォーマンス、流れ落ちる汗が輝いていた。ドレッドが激しく揺れるたびに、この人は本当にライオンマンなのだと思った。90年代のヒット曲“Champion”に続き、“Bonafide Love”、もちろん最近の曲“Me Too Bad”も披露。特に生声“Shiloh”は観客に鳥肌を立たせる程の感動ものであった。約1時間のステージをこなした彼は、満足感に満ちた様子で、ステージ裏で笑顔を見せた。とても多忙なスケジュールの中でのUCLAレゲエフェスティバルであった。今年は、世界中で彼のパフォーマンスが見られるようである。
text:川崎美里
photo:T.Matsushita